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千円と一万円、その価値を決めるものは?

突然ですが、ここで問題。千円と一万円、価値が高いのはどちらだと思いますか? おそらく、多くの人が一万円と答えるはず。では、これが“死んだおじいちゃんからもらった千円”と“ただの一万円”だとしたら? 先ほど出した答えを変える人が出てくるのではないでしょうか。

合理的に考えれば、千円と一万円では後者の価値が高いのは一目瞭然。しかし、実際にはそうならないのがおもしろいところ。人間はお金の価値を単純な金額だけで考えないわけです。日、月、年といった時間的なことはもちろん、緊急性や重要度によっても変化します。

こうした本来の金銭価値と異なる独自の観点で優先順位を付けることを、行動経済学では「メンタル・アカウンティング(心の会計)」と呼びます。

これが悪い方に作用すると浪費の原因に。例えば口座に百万円入っているとして、そこから一万円が減っても1%に過ぎません。しかし、十万円の口座から一万円が減れば全体の10%に。どちらが浪費しやすいでしょうか。大きなお金が手に入ったときほど、気が大きくなって無駄遣いしてしまうのは、きちんとした理由があるわけです。

このメンタル・アカウンティングによる浪費を防ぐ方法のひとつに、“金銭の分散化”があります。月の給料が三十万円だとして、これが月末に一気に入ってくるのと、毎日一万円ずつ入ってくるのでは、同じ三十万円でもお金の使い方は大きく変わるわけです。

Paymeを利用すると給与を毎日受け取れる状況がつくれるので、金銭の分散化が自然と実現できます。また、アプリ上で自分が稼いでいる額が“見える化”されるので、お金を意識するようになり、無駄遣いを減らすことも。

とはいえ、メンタル・アカウンティングのことばかり考えていても、お金に束縛されるだけ。お金の使い方がうまくなるわけではありません。自分の人生において、何とお金をトレードオフしていくのか。それを考えて上手に付き合っていくことが大切なのです。







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