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お金って、何だ?

22円。これ、何の金額だと思いますか? 

正解は、1万円1枚の製造原価。たった22円でつくられるものに価値が生まれる。なんだか不思議な気分になります。

とはいえ、22円で製造した1万円札には、22円ではなく1万円の価値がある。これはまぎれもない事実。では、なぜそのようなことが起こるのでしょう。それはもちろん、発行者である日本銀行に信用があるからに他なりません。

ちなみに、銀行が発行する紙幣のことを「銀行券」と呼びます。そして、1661年にスウェーデンのストックホルム銀行が世界初の銀行券を発行して以来、私たちの生活に欠かせないものになりました。

でも、ちょっと待った。私たちは、あまりにもこの銀行券を信用しすぎではないでしょうか。

経済学では、通貨の機能を「価値の尺度」「交換の手段」「価値の保存」の3つに定義しており、この条件を満たせば基本的にはお金として使えるわけです。つまり、銀行券でなくてもいい。それなのに、私たちはあまりにも魅せられている。そして、稼ぐことが目的化していることだってあります。

「月に副業で100万稼ぐ方法教えます」

こんな言葉を見る機会はないでしょうか。でも、それって何のための100万円なのでしょう? 私たちは稼ぎ方に意識を向けすぎるあまり、お金の本来の価値を見失っているように思えます。

そもそも、お金は物々交換をより便利にするために生まれたと聞きます。つまり、お金は手段でしかないわけです。

「稼いだお金で何がしたいか?」

それをこれからの時代はもっと考えていかないと。

とはいえ、お金の価値観は人それぞれ。付き合い方も、使い方も、貯め方も異なります。

だから、あらためて考えてみたいと思いました。「お金とは何か?」を。

この「ペイミーくんと考える、私たちとお金のこと」では、さまざまな人へのインタビューや考察を踏まえながら、みんなと一緒にお金のことを考えていきたいと思います。

よかったら、しばしの間、お付き合いください。

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