グラフィックデザイナーJohnは考える、お金は「個性」|お金空想ラボ
みんな当たり前のように使っているけど、お金ってもっと多用でいいんじゃない? そんな考えのもと、この「お金空想ラボ」では、さまざまなクリエイターの力を借りて新しいお金の形を考えていきます。第3回に登場するのは、グラフィックデザイナーのJohnさんです。
John(じょん)|2000年生まれ。東北出身。現在は海外の大学に通う傍ら、グラフィックデザイナーとして活動している。@johncreated
個性がお金になる。その考えが頭から離れなかった
——今回の作品はどこからアイデアが浮かんだのでしょうか?
「うーん、お金の形……」と考えていたときに、思いついたのが「個性」でした。それが根強く頭に張り付いちゃって……(笑)。
普段は部活後に食べるファミチキや、通学するための交通費に使っているお金ですが、考えてみると「なんでお金は発生しているのだろう?」「なんでお金は集まるのだろう?」「お金はどう使うのが良いのだろう?」とさまざまな疑問が湧いてきました。
そんなときにYouTubeやInstagramなどのSNSを利用して収益を得ている人々のことを思い出し、個性がお金を生むきっかけになるのではないかと思うようになりました。
——制作期間を教えてください。
お金について調べて、まとめていたら1日経っていました。次にアイデアを考えながら、スケッチをしていた期間が1週間ほど。それからデザイン作業で微調整も含めて2日弱かかりました。
——制作するうえで難しかったことは?
「お金」「個性」「共感」を表現する作品をつくりたいと考えたのですが、なかなか良いアイデアが思いつかなくて悩みました。
——制作に使用している道具を教えてください。
普段は、大きめのサイズのスケッチブックに思いついたデザインをいくつかばばーっとスケッチします。その後、Adobe Illustratorで仕上げていきます。今回も普段と同じように制作しました。
——このお金、どういうふうに使ってほしいですか?
「個性を伸ばす」ために使ってほしいです。今はスマホさえあれば、お金に縛られることなく、さまざまなことが学べます。だから、自分の趣味に没頭したり、インスピレーションを得るために旅行をしたりと自己投資に費やした方がいいのかなって。
そうやって個性を伸ばした先に、InstagramやTwitterの「いいね」のようなたくさんの共感があり、応援してくれる人が自然と現れると思います。その方々の声を糧にして、自分の夢を実現してほしいです。
Johnさんが考えたお金の形
「個性」