ペイミーくん

「母と一緒に和歌山で見たパンダはプライスレス」|森真梨乃の日々是浪費(第1回)

みなさま、こんにちは。ひょんなことから「ペイミーくんマガジン」でコラムを書かせていただく運びとなりました、森真梨乃と申します。ちまたでは“マリノス”と呼ばれることもあります。どうぞ、お見知り置きを。

さて、ここでははじめましての方が9割だと思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。

わたくし、普段はとあるVCでアシスタントをしております。といっても、業務時間のほとんどを費やしているのがTwitter。むしろTwitterの合間に仕事をしていると言った方が正確かもしれません。

そんなわたくしに「お金にまつわるコラムを書いてみませんか?」とお話が。正直なことを申しますと、かなり悩みました。というのも、わたくしのお金に対する意識は同年代のなかでも群を抜いて低く鈍く、読者のみなさまにとって有益なことなぞ書けるわけがないからです。日々是浪費。無計画から来る無駄遣いの毎日です。

しかし、無駄遣いも玉石混合。繰り返していけばそのなかにキラリと光る買い物や体験があるかもしれません。もしかしたら、もはや「無駄」という言葉を冠するのがはばかられるようなスペシャルなことがときには起こるかも。いや、起こるでしょう。

そこでこのコラムでは、そんなわたくしの日々の無駄遣いをときに泣き、ときに笑いながらご紹介していきたいと思います。「そんなことに遣わず貯金しろ!」とは絶対に言わないでくださいね。そんなこと、わたくしがいちばんよくわかっているんですから。どうか、広い心で読んでいただければと思います。そして、このコラムがわたくしの上長の目に留まらないことを心から祈っております。

では、ここから本題。特筆すべき点のない凡庸な会社員のわたくしですが、誇れることがひとつあります。それが“母ととても仲が良い”こと。ほとんど癒着と言っても良いでしょう。彼女の望みはできるだけ叶えてあげたいし、そのためにはどんな労力も惜しみません。

そんな最愛の母はかわいいものが大好きで、最近はとりわけパンダにご執心です。パンダの赤ちゃんが木から無様に落下し、わざとらしく地面を転がる様子をおさめた動画を見せてあげると、目じりを下げて愛おしそうに見つめ、「本物のパンダちゃんに会いたいな~」と言いながら何度も再生を繰り返します。そんなダイレクトにアピールされたら、もう連れていってあげるしかないでしょう。

日本で今いちばん有名なパンダと言えば、上野にお住いのシャンシャンさんでございますが、大変な行列に並んだ末に遠~~くからチラッと見えるか見えないか、といった状況だそう。どうせならゆったりパンダを満喫してもらいたいなと悩んでおりました。

そんな折、数人の友人から「パンダなら白浜のアドベンチャーワールドでも見れるよ」「全然お客がいないからゆっくり見れる」「わたしが行ったときは入園客よりパンダの方が多かった」とディス混じりの情報をいただきました。わたくしにとって和歌山は未開の地ということもあり、いっちょ行ってみるか! と母にすぐさま連絡して日程をフィックス。母娘ワクワク和歌山旅行の準備を済ませました。しかも幸運なことに、旅行当日が子パンダの彩浜(さいひん)さんの初公開日! ラッキー! 徳は日々積んでおくものですね。

旅行当日の朝。羽田空港で母と落ち合い、関空までフライト。そこからレンタカーで白浜を目指します。レンタカー屋のお兄さんに「白浜方面、めっちゃ混んでると思いますよ」と事前に言われておりましたが、まさか3時間半もかかるとは思いませんでした。後から知りましたが、白浜にも空港があるようですね……。

そんなこんなでアドベンチャーワールドに到着したのは夕方。でも、閉園まで余裕があるし、パンダを見てのんびりしよ~と思ったのも束の間のことでした。「彩浜の公開は16時までです」とアナウンスが。

えっ! 時計を見ると15時45分。

「走れ〜〜〜〜!!!!」

このとき、生まれてはじめて母に命令しました

園内地図を読みながらパンダの展示場まで走ります。やっと彩浜さんのところに到着したときにはすでに15時53分。しかも、速く走りすぎて母を置き去りにしてしまいました。しまった! と思った瞬間、母からのLINE「あなたのうしろ いる」。恐いな。良かったけど。

ドタバタの末にようやくお会いできた彩浜さんは、ふわふわした毛並に短い手足で、まだ地球に慣れてませ~んと言わんばかりのたどたどしい動きをしておられました。パンダにしては小さいけど、動物としてはけっこう大きくて、脳が一瞬バグるかわいさ。入園客の数はさすがにパンダより少ないということはありませんでしたが、上野よりは断然少ない! 土曜日でしたが余裕の最前列でした(閉園ギリだったせいもあるかも)。しかも彩浜さん以外のパンダの展示場は、事前情報通りほぼ無人でした。

総じて、パンダのために上野で地道に行列に並ぶなんて耐えられない! という方にはおすすめかもしれません。計画的に旅行ができる方ならば、わたくしの当初の目的である「ゆったりパンダを満喫」を果たせるでしょう。弔い合戦です。

さて、今回の出費についてご報告させていただきます。

フライト:28,040円(2人分)
レンタカー:12,960円
高速代:2,800円
入場料:9,000円(2人分)
ホテル代:44,800円(1泊)
パンダを見れた時間:7分

…うん。いいんだ、これで。むしろ、これがいい。これぞ、だわ。大丈夫です。今回はわたくしのなかでは無駄遣いには入りませんが、みなさまはどうお考えでしょうか。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

文・森真梨乃 イラスト・田中かえ

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