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お金を払って自分を管理してもらう。弁護士・松永昌之がたどり着いたお任せの哲学。

肩書きを聞いてもどんな仕事をしているのかわからない人たちのリアルなお金事情を探る連載企画「ところで、どうやって稼いでいるんですか?」。その番外編として、ペイミーグッズプロジェクトのクラウドファウンディングでパトロンになってくれた5人の方々を尋ねました。2人目に登場するのは、法律事務所ZeLoで企業法務全般を取り扱う、弁護士の松永昌之さんです。

松永昌之(まつなが・まさゆき)| 法律事務所ZeLo・外国法共同事業弁護士。株式会社LegalForce スタートアップ企業支援、FinTech(暗号資産関連事業を含む)やプラットフォームビジネスをはじめとする新規事業支援、事業承継、事業再生などを中心に企業法務全般を取り扱う。

法整備が整っていない領域だからおもしろい!

——松永さんが弁護士を目指したきっかけって何だったんですか?

中学生の頃、弁護士にフォーカスしたドキュメンタリー番組を観て、カッコいいなと感じたのが大きかったです。

——そうしたら、中高生の頃は勉強漬けだったのでは?

「弁護士になるためには、司法試験合格者が多い大学を目指さないといけない」と中学生の頃からぼんやりと考えていたんですけど、本格的に勉強するようになったのは高校生になってからです。それからは、弁護士になるまで勉強中心の日々を送っていました。

——そうやってめちゃくちゃ勉強して目標としていた弁護士になったわけじゃないですか。でも、実際に働いてみたら理想と違っていたことも多いと思うんですけど、現実のギャップを感じることはありませんでしたか?

ありましたよ(笑)。弁護士って世間一般的には裁判所に出廷したりするイメージが強いと思うんです。でも、私が主としている企業法務の仕事はそういうことがあまり多くありません。基本的な働き方は、ほかのビジネスパーソンとおそらくほとんど変わらないはず。オフィスでビジネススキームを検討したり、企業の権利や契約に関する書類を作成してますから。

——企業法務のどういうところにやりがいを感じますか?

まだ法整備がされていない領域で、新しい価値を生み出していくことでしょうか。一義的な回答が出せない問題に直面したとき、普通は過去の判例を参照するんです。でも、そもそもの判例がない状況下でビジネスが動いているので、法律を参照しながら自分たちでどの法律を適用すればいいのかを考えたり、法律による規制があればロビイングを通じて法律を改正する方向に働きかけたりしています。法律を専門にしている人にしかできない領域だからこそ、すごくおもしろいですね。

——法整備がない領域だと、弁護士によって見解が分かれたりしますよね。そういうときってどうするんですか?

確かにその通りかもしれません。前例がない場合、最終的には個人の判断になるので。ただ、法律やその領域に詳しい人であればあるほど、行き着くところは大きくは変わらないと思っています。あとは信条の違いというか。

“自己管理”も投資

——弁護士になったことで、お金に対する価値観は変わりましたか?

学生の頃と比べると、細かいお金は気にならなくなったかもしれません。例えば、コンビニでご飯を買うときに細かい値段を見なくなったとか。

——最近のいちばん大きな出費って何ですか?

3ヵ月短期集中型のビジネスのコーチングスクールに通うことにして、その費用にけっこうなお金を費やしました。学習内容が日割りでスプレッドシートに記入されているんですけど、コンサルタントに勉強内容をLINEで報告しなきゃいけなくて。

——ライザップみたいな感じですね。なぜ短期集中の教室に通おうと?

どうしても仕事の忙しさにかまけてしまうので、強制的に勉強する時間をつくってしまおうと。それこそ、昨年ライザップに通ってけっこう体重が落ちたんですよ。そのときの成功体験があったので、管理される環境はメリハリがついていいなと。あと、語学力が上がれば仕事の幅も広がりますし、個人的に旅行に行ったときもコミュニケーションに困らないですしね。

——松永さんは物事を長期で続けるより、短期で集中してやる方が合っているわけですね。

そうですね。ライザップもそうなんですけど、メソッドを身につけたら独学である程度できるプログラムが合っているのかなと思います。あとは自分を管理してもらうためのお金でもあるんです。ライザップで効果は実感できたんですけど、その後の不摂生でリバウンドしてしまって。だから最近は、知り合いのパーソナルトレーナーのところに通うようにしているんですけど、そういう自己管理も投資のひとつなんじゃないかなと思います。

——自己管理を投資として考えるのはおもしろいですね。

使えるお金が増えると、当然ながらそれ以外に大切なものができるんですよね。今は仕事が忙しいからこそ、自由な時間がいちばんほしい。しかも効率的に成果を出そうと考えたら、誰かに管理された状態で時間を使うのがいちばんだなと。

——なるほど。

それに自分にまだないものを得ることが好きで。そこに投資することに迷いはないんですよね。それは仕事にも通じるかもしれません。まだ法整備が十分ではない領域だからこそ、ワクワクするというか。

——ちなみに、衣食住だとどこにお金をかけていますか?

食ですね。おいしいものを食べるのが好きなので。だから、今のように自己投資にお金を使う前は食にお金をかけることが圧倒的に多かったです。毎月のように高級料理を食べに行っていた時期もあります。あるとき先輩の弁護士に銀座の高級寿司屋に連れて行ってもらったんです。そこで食べた寿司がとにかくおいしくて感動して。それでハマってしまって。

——もしかして、それで身体が肥えてライザップ行くことに?

そうなんですよ(笑)。

——「衣」と「住」はどうですか?

着るものにはお金をかけてないですね。スーツは普通のものですし、私服はユニクロ。それは学生の頃から変わらないですね。住環境は引っ越すたびに良くなっています。結婚した後は広い家にも引っ越したので。

——それによって生活が満たされていく感覚は変わってきていますか?

職場への通勤時間を減らす工夫だったり、近くにお店がたくさんある便利な場所を選んでいるので、相対的に衣食住は拡充されている感覚はありますね。

ダイエット成功! 語学を会得! その次は、整形!?

——今後お金を使ってやっていきたいことはありますか?

短期集中型のゴルフレッスンに通いたいですね。ゴルフもクライアントと一緒に行くこともあるのでもっと上手になりたいというのはあります。あと嫁から「整形して目の下の隈(クマ)を取れ」と言われていて(笑)。

——冗談ではなく?

どうなんでしょう。LINEで「ここ、安いよ」って整形外科のURLを送ってくるんですよ。

——奥さま、本気ですね。

そうですね、特に結婚後は厳しくて(笑)。ライザップも嫁から言われたのがきっかけでした。でも、痩せたりすると「いい男になったね」みたいな反応はあるので、愛の鞭というか……。ちなみに、隈の次は鼻を高くする計画があるみたいで。これから自分がどうなっていくのか、僕自身わからないです。

文:石川優太 取材・編集:村上広大 撮影:玉村敬太

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